夜の連続ブログ小説<メイリーズ王国の凋落>

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

city-563171_1280

グェイノウン ファンタジーⅢ
新章:メイリーズ王国の凋落

プロローグ

グェイノウン界という、天上人の住まう世界に、メイリーズ王国という国がありました。

メイリーズ王国は、グェイノウン界の中では、非常に大きな影響力を持つ国です。

地上には、地上人と呼ばれる人々が住み、その人々は、ティービィニウムという魔法鉱石によって、天上界の様子を毎日の様に眺めていたのでした。

第三章 28話:メイリーズ王国と輝きの騎士団

メイリーズ王国を統治する女王には、複数の騎士団が仕えていました。

メイリーズに仕える騎士たちは皆、親しみやすくもあり、厳かでもあり、容姿共に端正でもあり、とてもキラキラと輝いています。

そのことから、騎士団とそれを抱えるメイリーズ王国は、地上に住まう人々からも絶大な支持を集めていました。

メイリーズに仕える騎士団のひとつである、マップス騎士団は、とくに地上人から絶大な支持を集めていました。

大人も子どもも、みんなマップス騎士団が大好きです。

harnisch-211540_1280

そんなマップス騎士団は、5人の個性的なメンバーがいます。

頼れる団長、カイ・ナーン。

メンバーから信頼を寄せられるリーダー。

大地神の鉄槌「オンリーフラワー」という[tipso tip=”メイスは単体棍棒から発達した武器で、重量のある柄頭と柄の二つの部位からなり、複数の部品を組み合わせて構成される合成棍棒の一種である。棍棒と同様に殴打用の武器で、柄の先に重い頭部を有することにより単体棍棒より高い打撃力を生みだす事ができる。”]メイス(槌矛)[/tipso]を携えています。

若いときは荒くれ者でしたが、大人になってからは、面倒見のいい兄貴分としてメンバーを支えています。

彼は、グェイ・ニーン族との親交が深いことが知られています。

グェイ・ニーン族の大御所である、トゥール・ヴェイ師匠や、ストンブリッジ・ターカー隊長に対しても物怖じせず、まるで友人のように接するほどの愛されようです。

元・キュー界の名武将であり、現在はユーデタマ界の長老、バーン・ドゥ・エイジーン翁のモノマネを得意としますが、バーン翁がどう思っているのかは知るよしもありません。

本人は歌が苦手だとしていますが、それは、本気を見せていないだけだと語る者も多いです。

[tipso tip=”パトロンとは、後援者、支援者、賛助者、奨励者、または特権を持つ人や財政支援をする人をいう。現代でのパトロンは、必ずしも金銭援助に限るわけではなく、パトロンの人脈や影響力によって貢献するケースもある。後援、支援、賛助、奨励の行為そのものは、パトロネージュと呼ぶ。”]パトロネージュ[/tipso]のために「騎士団はやめらんない」と満面の笑顔で自慢の歌声を披露しています。

実は読書家で普段は眼鏡を着用。一見するとお調子者ですが、根はとても真面目です。

騎士団一のスター、キィム・ターク。

誰もが認めるヒーロー。真っ白な大剣「セイブザクイーン」を携えています。

冷静沈着で二枚目に見えるそのキャラクターは、多くの地上人を魅了します。

その実は、下ネタが大好きな熱血漢。海が好きで、地上人のいないところでは、子どものようにはしゃぎます。

多くを語らないように見えますが、メンバーに対してはついつい話が長くなりがちです。

その上、負けず嫌いで、遊びにも本気になりやすい性格のようで、彼のガチになりすぎるところは、周囲のメンバーも若干引き気味です。カイ・ナーンにはモノマネでも負けない自信があるようです。

メンバーで唯一の既婚者です。

かつては歌姫であった、クゥード・ジュシカとの間には二人の子どもがいます。

彼のカリスマ性は随所に垣間見えます。

彼に仕える地獄の番犬[tipso tip=”ケルベロスは、ギリシア神話に登場する犬の怪物。ハーデスが支配する冥界の番犬である。その名は「底無し穴の霊」を意味する。”]ケルベロス[/tipso]は、実に獰猛ですが、キィムと家族には従順です。

愛車は、ハマーンという名の、とても大きな馬車です。

クールな美男子、ゴロー・チャン

物静かで、いつも髪型を気にするナルシストなキャラクター。

蒼穹の稲妻「ブルーライトニング」という弓矢を携えています。

かつての仲間から預かった魔法の弓矢です。

彼は、物静かで多くを語りませんが、それは地上人の前でのみ見せる姿です。

本当はお茶目で、とてもおしゃべり好きの寂しがり屋。

寂しがり屋だからこそ、誰に対しても優しい心の持ち主でもあります。

グェイノウン界の住人から、時折心ない言葉を浴びせられる、グェイ・ニーン族のナン=キャン・ヤマチャンにも、優しい言葉で励まし、周囲に対してもヤマチャンが本当は良い人であると訴え続けました。

その実は、天然キャラで、誰よりも子どもっぽいところがあります。

葡萄酒の事を語らせると、非常に豊かな語彙力を発揮して饒舌に話すのに、ひとたびムキになると、自身のキャラを忘れて「ばーか!ばーか!」と子どものような煽り方をします。

人を貶す時にはその語彙力を振るわない、彼の優しさこそが地上人に愛される所以なのでしょう。

そんな彼ですが、過去に一度だけ馬車が暴走したことがあります。

本当は剣技が得意で、彼の究極奥義である「エンドオブハート」は無敵を誇る技なのですが、その技を使うために必要な剣を、かつての仲間に手向けたそうです。

かつての仲間とは…?

微笑みのコレクター、ナギィ・サーク

いつも優しい笑みを絶やさない、マップス一の紳士。

腰には、凍てつく名刀「瀬狼凛(せろうりん)」という異国の刀を携えています。

異国のインディゴ[tipso tip=”中世西欧の主に男子が用いた脚衣”]ホーズ[/tipso]や、エレキ[tipso tip=”リュートは撥弦楽器の一種で、主に中世からバロック期にかけてヨーロッパで用いられた古楽器群の総称。ひとまとめにしてリュート属とも呼ばれるこれらの楽器群には時代や目的によってさまざまな形態のものがある。”]リュート[/tipso]など、ものを集めることが大好きです。

そして、語学に秀でていて、短期間で外国語を習得します。海外でも、その人柄の良さから絶大な人気を博しました。

基本的には温厚で、人当たりがいいのですが、時折、かなり辛辣な言葉を発します。

その時の彼は、笑顔であっても目は笑っていません。

また、[tipso tip=”バッカスはローマ神話のワインの神である。 ギリシア神話のディオニューソスに対応する。ディオニューソスの異名バッコスがラテン語化してバックスとなったもの。 日本ではしばしば英語読みのバッカスで言及される。”]バッカス[/tipso]の力を借りて、誰にも真似が出来ないことをやってのける度胸を持ちます。

そして彼は、「愛とはなにか」と深く考えすぎて、少々、愛を見失っているようです。

とにかく明るい、シーン・ゴゥ

変幻自在のキャラ兄さん。いつも笑顔を絶やさないムードメーカー。

闇夜に射す光「ビヨンド・オブ・ザ・ナイト」という魔法の杖を携えています。

今となっては立派な大人ですが、メンバーの中では最年少。

幼い頃から、メンバーに弟のように可愛がられ、すっかり末っ子キャラになりました。

そんな彼は、いつも周囲を楽しませようと、様々な魔法を使います。

人を笑顔にさせる呪文「オッハー」や、怒りを静める呪文「ホゲェー」や、仲直りの呪文「ナマカ」などを使って、いつも周囲を楽しませています。

また、彼は非常に絵の才能に秀でており、その才能はいつもメンバーを驚かせます。

一見すると底なしに明るく見えますが、彼の心の中には夜空のように真っ黒な闇が存在しているようです。

黒いうさぎ彼は、本当に心を許せる友人を求めています。以前は、ナギィと親交が深かったようですが、ナギィがバッカスの力で暴走して以来は、少し疎遠になったようです。

今となっては、彼が親友と呼べるのは、真っ黒なウサギの使い魔「マヨネッタ」だけ。

そんな彼も、麦酒に酔いながらご馳走を食べている時は、心から幸せそうです。

マップス騎士団も元々は地上人でした。

グェイノウン界に来た当初は、特に目立った活躍もなく、バーラドール族の女帝、ヒロコ・モリグティーンや、松竹芸能所属の森脇健児たちと、土曜の夜は[tipso tip=”「わいわい」みたいな感じなのかな”]モリモリ[/tipso]と球蹴りに興じていました。

長年もの間、様々な苦難をメンバー同士で支え合い、グェイノウン界で楽しく過ごしてきたマップス騎士団。今となってはメイリーズ王国になくてはならない存在となりました。

そんな彼らですが、結成から28年が経ったある日。突如、解散の危機が訪れようとしているのです。

第三章 29話:女王の目論見と参謀の離反

マップス騎士団には、直属の参謀がいました。

参謀の名は、イーマジーン。

イーマジーンは、マップス騎士団がグェイノウン界に来たときから、ずっとお世話をしていました。

彼女は、若かりしマップスに、剣技や武術、舞踏や馬術など、騎士として必須であるスキルを徹底的に叩き込みました。

マップス騎士団は、イーマジーンに育てられたと言っても過言ではなく、マップスの皆も、イーマジーンには絶大な信頼を寄せていました。

ただ、イーマジーンはマップスのことを愛し過ぎて、グェイノウン界の人たちに対して、彼らを売り込むことに必死になりすぎることから、少々強引な態度をとることがあったそうです。

また、メイリーズ女王の娘である、ジュエリー王女との間には深い確執があったと言われています。

ジュエリー王女は、メイリーズ王国の分国である、ジェストーム国の代表です。

そして、ジュエリー王女にも直属の騎士団が仕えています。

その名は、ストーム騎士団。メンバーは5人。

リーダーの、オー・ウノ

知的な、サー・クライン

ユーモラスな、ニーノ

センター顔の、ジューン

愛されキャラの、アイーバ

彼らストーム騎士団は、マップス騎士団の後輩にあたる存在です。

ストーム騎士団も、地上で絶大な人気を博し、今や、マップスとは肩を並べる存在です。

ジュエリー王女は、近々、王位の継承を控えていました。

その際、目障りなイーマジーンを国外に追放したいと考えていました。

イーマジーンを便宜上は代表に据えた、ジェイドリムという分国に独立させるという名目で、メイリーズ王国から追放することを画策しました。

イーマジーンは、独立の条件に、自身が育てたマップス騎士団を共に連れていくことで、それに合意します。

しかし、マップス騎士団だけではなく、イーマジーンを懇意にしている、キースマイン騎士団、ゼクスゾーン騎士団、ジュニア騎士団をもジェイドリムに引き連れようとしました。

ジュエリー王女は、マップス以外の騎士団を連れ出そうとするイーマジーンに対して、激怒しました。

怒り狂ったジュエリー王女は、自身の抱えるストーム騎士団と、ヴィーシクス騎士団を使って、マップス騎士団の活動の場を奪うことで、独立もさせず、メイリーズ国内で飼い殺しにしようと画策しました。

そして、イーマジーンの居場所をなくし、そのまま国外に追放しようと考えました。

そこに異議を唱えたのは、マップスのリーダー、カイ・ナーン。

ジュエリー王女の母親である、メイリーズ女王のもとに直談判に行きました。

「イーマジーンさんを国外通報するなら、俺がマップス騎士団を止めます。メイリーズ王国からも出ていきます。イーマジーンさんがいない王国に未練なんてないです!!」

「それに、ストームもヴィーシクスも、共に戦った仲間です。俺は彼らと仲間内で争いたくはない!」

メイリーズ女王は、カイ・ナーンの進言に表情一つ変えず、冷徹に言い放ちました。

「ならば、イーマジーンと共に出て行け。お前らの代わりはいくらでもいる。次期王権に就こうとする、私が娘に楯突く者に用はない。」

必死にカイ・ナーンの後を追いかけてきたキィムは女王に言いました。

「女王!お待ち下さい! 俺がカイ・ナーンの代わりにお詫びいたします。」

「カイナーンをお許しください!俺たちは、5人揃ってマップスなんです。」

「どうか、お怒りをお鎮めください。お願いいたします。」

メイリーズ女王は立ち上がり、二人に背を向けながら言いました。

「我が娘、ジュエリーを愚弄した罪は重いぞ。 その罪を償いたいならば、落とし前をつけろ。」

そう言い残すと、王室の奥に去って行きました。

「キィムくん、すまねぇ。うわー、どうすっべか…。落とし前ってなんだろうな…。」

深刻そうな顔でうつむくカイ・ナーンにキィムは言いました。

「なぁに、リーダー。気にしないでよ。 まずはさ、女王の弟君であられる、ジェイニーズ王に相談しにいこうよ。 ジェイニーさんなら、なんとか話つけてくれそうじゃん。」

すると、カイ・ナーンの表情はいっきに明るくなりました。

「おお!それいいべ! キィム、さすがだな。 これじゃ、どっちがリーダーかわっかんねぇな(笑)」

一方、キィムは深刻な面持ちで、心中でつぶやきました。

(落とし前か…。最悪の場合、打ち首の公開処刑になるかも知れない…。これ、絶対ぇ、メンバーは巻き込めないぞ。)

二人は、他のメンバーにも呼びかけ、全員で揃ってジェイニーズ王の統治するジェイニーズ王国に向かいました。

ジェイニーズ王国は、メイリーズ王国に隣接する国で、強大国です。

ジェイニーズ国王は、事実上、メイリーズ王国の騎士団全てを統括しています。

マップスは、絶対的権限を持つジェイニーズ国王だけが頼りだと思い、横暴なメイリーズ女王への忠言を依頼しようと考えました。

ジェイニーズ王国へ向かう道中で、メンバーは思い思いに話し合っていました。

ゴロー「俺たちがここまでやってこられたのも、そして成功をおさめられたのも、全てイーマジーンさんのおかげだと思ってる。俺は、イーマジーンさんについて行きたい。」

ナギィ「メイリーズ女王もジュエリー王女も、ホント感じ悪いよねぇ。あー、やんなっちゃうよ。俺も、ゴローさんと同じ意見かな。」

シン・ゴウ「うーん。カイくんが出て行くのなら、俺もついて行こうかな。一人で残ってても仕方ないしなぁ。」

キィム「………。」

castle-832555_1280

メンバーは程なくして、ジェイニーズ城へ辿り着きました。

門番は、丁重にマップスを迎え入れます。

「マップス騎士団さま。どうぞ、お入り下さいませ。」重厚な城の扉が開かれます。

ジェイニーズ王を見るやいなや、カイ・ナーンは言いました。

「おひさ!!さっそくなんだけどさ聞いてよ。マジでさ、やっべぇよ。あの、ばーさん。」

「なぁ、ジェイニーさん。ちょっとガツーンと言ってくれよぉ。」

ジェイニーズ王は、きょとんとした顔でこう返しました。

「YOU 誰?」

http://matome.naver.jp/odai/2134983004742402101/2134983256742609003

呆れたシーン・ゴウは声を張り上げます。

「ほら、でた! 未だに全然覚えてない!(ジェイニー王は、一人一人の名前を覚えられないので、ほとんどの騎士のことをYOUと呼ぶ)」

キィムはシーン・ゴウを宥めた後に、こう切り出します。

「ジェイニーズ王。この度は大事があり馳せ参じました。どうか、我々の話をお聞き願いたい。」

「あー!YOU! YOUは最悪だよ!いつも悪さするよね! え?またなにかしたの!?」

ジェイニーズ王は、キィムのことはしっかり覚えているようです。

「ちょ、待てよ!ほんと、余計なことは覚えてんのな。」悪態をつくキィムにジェイニーズ王は言いました。

「まぁ、いいよ。YOUたちは何しにキャッスルへ?」

カイ・ナーンは言います。

「そうだ、聞いてくれよ! 俺はもう、メイリーズ女王とジュエリー王女にはうんざりだべ!」

「俺らを育ててくれて、守ってくれたイーマジーンを、今度は俺らが守りてぇんだよ!」

「じゃあ、うどん食べる?」

ジェイニーズ王はおもむろに立ち上がりました。

http://www.cyzowoman.com/2013/10/post_10258.html

「食べねぇよ!ちょっと座ってなって(笑)」半笑いで無理矢理ジェニーズを座らせるカイ・ナーン。

ほっぺを膨らませながらジェイニーさん

「YOU DIE」

http://matome.naver.jp/odai/2134983004742402101/2134983256742609603

苦笑しながらカイくん「わぁーった、わぁーった(苦笑)」

オーバージェスチャーで、手を振りながら声を張り上げる、シーン・ゴウ。

「うぉおい! な・ん・だ・こ・れ!! ぜんっぜん話が進まねぇ!! ラチがあかねぇだろぉ!!」

ナギィ「この人。もう、ぜったいボケてるよね(微笑み)」

ジェイニーさん「まだYOUのことは完全に許してないよー。」

ナギィ「あ、すみません…。」

ナギィとジェイニーズ王を遮るように間に入り、深々と頭を下げるゴロー・チャン

「お久しぶりです、ジェイニーさん。うどんですか。いいですね。」

「ジェイニーさんと食べるものなら、なんだって美味しいですよ。僕でよろしければ、お食事ご一緒します。うどんに合う葡萄酒も用意しましょう」

ジェニー「YOUは本当にいつも優しいよ。ホタテあげるよ。」

シーン・ゴウ「でた、ホタテ!いつもジュニアに配るやつ!」

ナギィ「うどんに合う葡萄酒なんてあるのかな(笑)」

ジェイニーズ王は、ポケットから出したホタテをメンバー一人一人に手渡しました。

http://matome.naver.jp/odai/2139144781682074301/2139145896088199003

ホタテを手渡すその手には、どこか力がこもっているようでした。

そして、全員に配り終わったあとに、ジェイニーズ王は真面目な顔でこういいました。

「YOUたちがCANと思うならDOすればいいじゃない。」

メンバー全員「…………。」

ナギィ「え?」

ジェイニーズ王「YOUたちがCANと思うならDOすればいいじゃない。」

シーン・ゴウ「おなじ事2回言った!聞こえてるわ!」

ナギィ「この人、相変わらず意味がわからないよね(微笑み)」

ジェニーさん「まだYOUのことは完全に許してないよー。」

ナギィ「すみません…。」

シーン・ゴウ「さっきから謝ってばかりだな!まぁでも、これはナギポンが悪いわ(笑)」

メンバーがミニコントで和気藹々としているとき、一人、キィムの目は光明を見出したかのように爛々と輝かせていました。

そして……。

キィム「そうだ…。クーデターだ!」

「メイリーズ女王とジュエリー王女の圧政を、俺たちが終わらせる…。でも…、失敗したら、また振り出しだ。みんな、いいか…?」

ナギィ「一度きりの人生だからね。」

カイ・ナーン「…だな。当たって砕けて、転がるように生きていくだけだべ。」

シーン・ゴウ「うん!一発お見舞いしてやるか!」

ゴロー「そうだね。俺たちに…明日はある。」

すると。ジェイーズ王は、すこし寂しげな目で言いました。

「YOUたち…ごめんね。 MEはYOUたちを見守っているよ。でもどうか…お手柔らかにね…。」

ナギィ「ありがとうございます。ジェイニーさん、今まで色々とご迷惑をおかけして、すみませんでした。」

ジェイニー「YOU、だれだっけ?」

シーン・ゴウ「もういいわ、それ!」

カイ・ナーン「よっしゃ。行くべ!!」

5人は、うどんをすするジェイニーさんに深々と頭を下げて、城を後にしました。

その様子を、物陰に隠れながら、心配そうに見守る、短パンとランニングシャツ姿の男性がいました。

「マップス…。待っとれよ。あっちの世界でも、こっちの世界でも、また、俺が助けたるからな…。」

明らかに不審者です。

エピローグ

ここは別の世界のどこかです。一人の男性が何やら必死の形相で叫んでいました。

「よっしゃぁ!この日のために毎日走って鍛えとったんじゃぁ!!」

男性は、シャドーボクシングのような構えを見せて、こう続きます。

「もっと開けぇ!俺とダウンタウンとの差くらい開いてみせぇ、こらぁ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

突如、異空間へ繋がる時空の扉が大きく開きました。(甲子園球場2個分)

「アホか!開き過ぎじゃぁ、ボケェ!」

そう言い残すと、松竹芸能所属の森脇健児は、時空の扉に飛び込みました。

彼は、今どこにいて、これから何をしようとしているのでしょう。

次回 第三章 30話 【森脇健児と金獅子の騎士団】

< つづく >

後書き

この小説は初めて書いたのにもかかわらず、いきなりⅢの第三章 28話からです。特に意味はありません。

ちなみに、文中にある、破線の引いたキーワードは、クリックすることで解説が吹き出しで表示されます。

まぁ、それにしても、こんなくだらない三文小説を最期までお読み頂きありがとうございます。

この話の続きは、いちおう用意してありますが、このままお蔵入りするかも知れません。

次回では、主人公の森脇健児が大活躍する予定です。

「え?森脇健児が主人公だったの?」と思われたでしょう。

ええ、主人公ですが、ほとんど出番はありません。

次回のダイジェストですが

  • かつてのメンバーとは?
  • ゴロー・チャンが手向けた剣とは?
  • ナギィがキャストオフして大暴れ!?
  • ストーム騎士団は敵なのか味方なのか?
  • そして、謎の第三勢力とは!?

こんな感じでお送りします……のかな…。

とまぁ、これらを色々と盛り込んでいますが、日の目を見ることはないかも知れません。

続きを読みたいと思われた、物好きな方は、ぜひともSNSでシェアしてくださいませ!

そして私に、この話の続きを公開する勇気をお与えください!


尚、当然ですが、この物語はフィクションです。

登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

一部、実在の人物の名称と一致しているような気がしますが、飽くまで、この物語の中での架空の登場人物であり、実在の存在とは別ものとお考えください!

そして、モデルとなった人物たちは、日本が誇る最高のエンターテイナーであり、多くの国民に愛される最高に格好良いアイドルで、これからもずっとずっと応援しています。

グェイノウン界の荒波にも、メイリーズ女王にも負けるな、マップス!


掲載された記事への、ご意見、ご感想、ご指摘、お問い合わせなど、お気軽にご連絡くださいませ。
こちらまで
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク