別冊少年チャンピオンの感想-前編(11月12日発売 12号)

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今月号から岩明均の「レイリ」が新連載!

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あの有名な漫画『寄生獣』の作者、岩明均が原作を手がける『レイリ』が別チャンにて連載開始!!

作画は室井大資。絵のタッチが世界観にマッチしていてシリアスなストーリーを見事に盛り上げている。

岩明均先生といえば、代表作が寄生獣である。
寄生獣はテレビアニメ化し、実写映画化もされている作品で、日本にとどまらず全世界にコアなファンがいる。

私もその内の一人で「命とは何か」という重いテーマと、寄生生物であるミギー(主人公の右手に寄生しているので名前がミギー)の可愛さや、その寄生生物と人間との極端な価値観の違いによるジレンマ、そして徐々に主人公である新一との間に芽生える友情の様な感情、二人の息の合ったタッグによる壮絶なバトルなど、メッセージ性が強いながらも単純にサクサク読めるといった、最高のエンターテイメントにすっかり魅了された。

以下、Wikipedia「寄生獣」のページから引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/寄生獣

  • 早稲田大学教授・文芸評論家の加藤典洋は「文学を含め、戦後のベストテンに入る」としている。また「進路選択に迷ったとき、あるいは大学の授業がつまらないと感じたとき、異性にふられて悲しいときに読んでみることを薦める」としている
  • 評論家・哲学者の鶴見俊輔はこの作品を「人生、2度目の衝撃でした」、「生涯に読んだもっともおもしろい本のひとつ」と評しており、夕食後読み始めて全巻を読了したときには夜が明けていたという。竹田青嗣も当作品を薦められた際に徹夜したが、その結果喀血し、結核の疑いで約1か月病臥した。
  • 心理学研究家の山竹伸二は書評“親殺しの文学”において「誰かが救うのではなく、自分自身で救う」という、外側からの救出ではない内側からの自己救出の物語として、村上春樹の『海辺のカフカ』と共に『寄生獣』を挙げている。
  • 福本伸行はお勧めの漫画のベスト3を挙げるよう求められた時、その中の一つに挙げている。

このコメントを見る限り、寄生獣という作品が、どれだけ世の中に影響を及ぼしたかが伺い知れるだろう。

その漫画界の巨匠が連載を手がける『レイリ』 舞台背景は日本の戦国時代。
岩明均によるギリシャの歴史を描いた漫画「ヒストリエ」に続いて、今作も歴史を題材にした作品である。 wpid-dsc_0691.jpg

物語は、剣術に長けた少女「レイリ」の登場から始まり、長篠の戦いの後の話に遡る。
幼少期の頃に身寄りを失い、岡部丹波守に拾われ育てられたレイリは、成長するにつれ、目を見張るほど強くなり、大人も敵わないほどの剣術を体得する。

「早くわたしを戦につれてってください!」と親同然の岡部に懇願する。
そこには、狂気にも似た、自棄にも似た感情が伺える。

「ちがう… こんなふうにするために」
「この娘をひろってきたわけではないのだ……」

レイリの言葉に思わず困惑する岡部。

レイリはなぜ、こうも戦いに身を投じたいと願うのか。
確かに、レイリほどの実力があれば大きな戦力となり、岡部の軍に貢献をもたらすだろう。
育てて貰った恩を返したいという思いなのか。しかし、その後に見せた憂いの表情は何を表すのか。

レイリが、願いを叶えるべく合戦の場で刀を構えるかの様な描写がある。

wpid-dsc_0705.jpg
「何のために生きているかって?」
「殺して 殺して 殺しまくって!」
「そして最後に殺されるためだよ!」
これは、岡部に向けた言葉に似ており、レイリによるものと思われる。
だとすれば、この先レイリに待ち受けるのは戦場での殺し合いか。はたまた「最後に殺される」ために死地に赴くのか。

レイリの行く末、そして過去に何があったのだろうか。

ドラマも好調!ついに鬼邪高校と一触即発!<HiGH&LOW>

wpid-dsc_0690.jpg毎週水曜日の深夜25時29分から全国で放送される、ドラマ版「HiGH&LOW」は4話まで放送された。

細川雅巳による、漫画版「HiGH&LOW」の2話は、ドラマで言うところの2~3話の序盤にあたるストーリー。
山王連合と鬼邪高校の激しいバトルが始まったところで次号へと続く。

ヤマトが匿(かくま)った鬼邪高校の生徒であるチハルが、自分の存在がヤマトとコブラとの関係に溝を作りチームに不和をもたらすと気負い、一人で鬼邪高校に〝ケジメ〟をつけに行く。
それを知ったヤマトは単身で鬼邪高校に乗り込む。
山王連合のリーダーであるコブラは、同グループのメンバーであるテッツからチハルの〝ケジメ〟の話を聞く。
当初は、チハルを匿うヤマトを突き放したコブラだったが、ヤマト同様チハルの身を案じ、山王連合のメンバー全員を引き連れて鬼邪高校に殴り込みに行く。


先週くらいに気が付いたんだが、鬼邪高校(おやこうこう)って「親孝行」にかかってる?
全く親孝行してそうにはないが無駄に元気な生徒ばかりの、荒くれた高校が鬼邪高校。

街の平和を守るため、他のグループとの衝突を避けていたコブラ。
抗争の火種になりそうなチハルの存在を、独断で匿うヤマトに冷たい態度を取っていた。
チハルが鬼邪高校に戻った事をテッツから聞き、自身も鬼邪高校に乗り込みに行く様子を見ると、理知的でクールに見えて根は熱い男。
そんなコブラがヤマトに冷たい態度を取ったのには、他にも理由がある様子。

コブラとヤマトと詳細不明の少年が三人で写った写真。 ナオミとの会話の中でヤマトは回想する。

「俺はただ あん時みたいに――――」
「後悔したくねえ」
「助けてやりてえんだ」

ヤマトの回想に出てきたノボルとは、果たして何者なのだろうか。

それにしても、三代目 J Soul Brothers(EXILE)の岩田剛典の演じるコブラと、別チャン版「HiGH&LOW」のコブラのイメージがぴったり!
ヤマトを演じる鈴木伸之は、同作者の漫画「シュガーレス」の実写ドラマで丸母タイジ役も演じている。
これまたハマり役!

http://www.oricon.co.jp/news/2016628/full/

ドラマ版「HiGH&LOW」を見逃した人は、動画サイト「hulu」でドラマ特別版が視聴できるので要チェック!(2週間無料、以降は有料)
http://high-low.jp/ 細川雅巳先生が週刊少年チャンピオンで連載中の野球漫画「錻力のアーチスト」も最高に面白いのでオススメ!

窮地から一転、スズネのシギル(異能)とは?<ダーウィンズゲーム>

wpid-dsc_0707.jpg

不治の病を患い、入院を余儀なくされていたスズネ。
手術費を稼ぐために命を賭けた父親である植物を自在に操るシギルを使う「花屋」から、莫大な手術費用を受け取った。
しかし、入院先の担当医がダーウィンズゲームのプレーヤーであり、非プレーヤーをゲームに招待して狩るという「養殖」の標的としてスズネを狙う。

担当医のシギルは「自在に化学物質を生成できる」というもの。
医薬品から毒薬、爆薬や神経ガスまで無の状態から生成できるという恐ろしい能力。
担当医の強力なシギルによる強襲を受け、スズネは心肺停止となる。

しかし、心肺停止と同時にスズネのシギルが発動!

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現段階では、スズネのシギルは身体変化と身体強化という事しか判明していない。
猫の様な右腕と猫の様な耳(髪型?)が身体的変化として表れた。
シギルによって高められた身体能力は計り知れないほどで、まるで瞬間移動の様な早さで形勢逆転を図る。
どうやら、脚力だけでは無く腕力など全体的な筋力も強化されている様子。

だが、相手のシギルも強力で一筋縄ではいかない。
なんと自身の半径30cmの距離内なら自由な位置に化学物質を発生させられるという。

担当医は、とっさに催涙ガスを発生させ、スズネが視力を奪われた隙に距離を取り、すかさず生成した爆薬を投げようとする。
万事休すかと思われたその時、サンセットレーベンズのリュージが乱入。
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スズネを助けに来たという、フル装備のリュージ。

リュージのシギルは嘘を見抜くという戦闘能力を高めるものではないが、数々の修羅場をくぐり抜けてきたセンスと重火器による戦闘能力は極めて高い。
更に液体を自在に操るシギル使い「スイ」も戦闘をサポートする。
これにより、担当医は液体を生成できなくなった。

ここから、突如バトルに乱入したサンセットレーベンズの猛攻が始まる。


先月は休載したため、二ヶ月ぶりとなるダーウィンズゲーム。
というか、ダーウィンズゲームは休載が多い!!

1回休むと2ヶ月待つことになるので、待たされる側は溜まったもんじゃない!
しかし、この漫画は、それだけ面白いという事である。
続きが読みたくて読みたくて辛抱ならないほどに面白い!!
もう、毎週読みたい!!

単なる異能力バトル漫画なのかと思ったら、SNSやソシャゲなどの時代を取り入れた設定で新しいと思う。

ざっとこの漫画の設定を紹介しよう。
ダーウィンズゲームというスマホアプリにユーザー登録する事により、シギルという特殊能力が身に付き、Dゲームと称した殺し合いで他の能力者と戦うというもの。
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そして、Dゲームに勝つ事により賞金や特権など様々な報酬を得られる。
このゲームに、主人公のカナメは不本意にも巻き込まれるという形で参戦する。
ルーキーとして他のプレーヤーから標的にされるカナメだが、『構造をなんとなく把握しているものなら〝何でも〟発生させられる』という規格外の強力なシギルと、高い身体能力や機転を利かせて、瞬く間にトップランカーとなる。
今では、周囲から恐れられるチーム「サンセットレーベンズ」を結成するまでに至る。

今回は、そのサンセットレーベンズのメンバーであるリュージが活躍する。
私は特にこのリュージが好きで、今まで目立った活躍が無かった故に、今号は見所いっぱいで満足!
ジョジョ三部で言う所の花京院みたいな重要なポジション(ポルナレフのポジションはシュカ?)、ドラゴンボールでいえばピッコロみたいなポジションといえば判りやすいだろうか。
とはいえ、この漫画は割とキャラがすぐ死ぬので今後ヤムチャ化するかも知れないけど…。
ダーウィンズゲームは心理戦になる状況も多いので、嘘を見抜くシギルを持つリュージが今後も大活躍する事を願ってやまない…。


別冊少年チャンピオンの感想-前編(11月12日発売 12号)の前半はここでまで!
別チャンのレビューは今回が初めてで、3作品だけでこんなにも長くなるとは思わなかった…。
他にもレビューを紹介したい作品はまだまだあるので、後編に続きます!

http://blog.office-chronus.com/別冊少年チャンピオンの感想-後編(11月12日発売-12号/

(取り敢えずスマホで撮った参考画像、どうにかならないかな…)


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